グリズリー・ベア、アウトサイド・ランズの観衆を沸かせる

アウトサイド・ランズでのグリズリー・ベア
グリズリー・ベアにとってサンフランシスコで開催されるアウトサイド・ランズ音楽祭に出演するのは初めてだったが、このバンドはこのフェスティバルに出るべくして出演したように思えた。

このブルックリンの集団は、彼らの幅広いカタログからヒット曲のリストを駆け抜け、熱狂的な聴衆にフォーキーなインディー・ロックを売り込んだ。

前作『Veckatimest』から苦節3年、2012年にリリースされた『 Shields』の後、グリズリー・ベアの熱烈なファンクラブは彼らのライブを心待ちにしていた。

クリス・ベア、エド・ドロステ、ダニエル・ロッセン、クリス・テイラーの4人組で、バンドは5人目の名誉メンバーであるアーロン・アーンツを呼び寄せ、曲のキーボードも担当した。

しかし主に、中核となる4人組は、インディーズの重鎮としての職務をうまくこなした。

サンフランシスコのトレードマークである霧が森に立ち込める中、グリズリー・ベアは "Ready, Able "や "While You Wait for the Others "といった曲で観客を盛り上げた。

それでも、最大のハイライトはヴェッカティメストからリリースされた「Two Weeks」に違いない。

高鳴るコーラスとノリの良さに、いてもたってもいられなくなった。

ヘッド・アンド・ザ・ハート・アット・アウトサイド・ランズ
一方、ヘッド・アンド・ザ・ハートは、グリズリー・ベアが演奏を終えた直後に、ゴールデン・ゲート・パークで質の高いパフォーマンスを披露した。

午後7時20分頃、サトロ・ステージに登場したインディー・フォーク・バンドは、2011年のデビュー・アルバムから様々な曲を演奏した。

その名を冠した作品では、ピアノ主体の "Ghosts "と甘く繊細な "Down in the Valley "が生まれた。Lose My Mind "は、ファン同士が腕を組んで前後に揺れ動くような曲のひとつだ。

ザ・ヘッド・アンド・ザ・ハートはまた、彼らの次のアルバム『レッツ・ビー・スティル』からの曲で、満員の観衆を喜ばせた。

10月にリリースされたこのレコードの「Shake」は、観客全員が建物のイントロに合わせて手拍子をする、まさに光り輝くスポットだった。

グリズリー・ベアもヘッド・アンド・ザ・ハートも、優しくて地味な瞬間もあるが、土曜日の公演では、それぞれに観客を沸かせる瞬間があった。